Jackson Pollock(ジャクソン・ポロック)
アクション・ペンディングの旗手
ジャクソン・ポロック(1912~1958)
アメリカの美術家で、抽象表現主義を代表する存在。床に置いたキャンバスに絵具を滴らせる「ドリップ・ペインティング」という独自の技法を確立し、美術評論家ローゼンバーグにより「アクション・ペインティング」と呼ばれた。構図の中心を持たない無指向性の表現は革新的で、上流階級から高い評価を受けた。第二次世界大戦後、アメリカがパリに代わり美術の中心地となる上で重要な役割を果たした。1956年、酒気帯び運転による事故で44歳の若さで亡くなり、死後まもなくニューヨーク近代美術館で回顧展が開催された。