Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)
20世紀 最後の芸術家
パブロ・ピカソ(1881~1973)
ピカソはスペイン出身で、フランスを拠点に活動した20世紀を代表する芸術家。キュビスムの創始者として知られ、《アヴィニョンの娘たち》(1907)や反戦を訴えた《ゲルニカ》(1937)などの代表作を通じて美術史に革命をもたらした。絵画に限らず、彫刻、版画、陶芸、舞台美術など多彩な分野で創造的な活動を展開。作品は「青の時代」「ばら色の時代」「アフリカ彫刻の時代」「分析的・総合的キュビスム」など様々なスタイルに分けて語られる。マティスやデュシャンと並び、20世紀美術の発展に決定的な役割を果たした。2015年には《アルジェの女たち》が過去最高額で落札され、市場価値も高い巨匠である。